造血幹細胞移植のページにようこそ
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ごあいさつ
移植入門
EBM、ナウ(334回)
鹿児島市医報

2010年12月号

半夏厚朴湯による
嚥下反射時間の短縮効果

2011年1月号
肺炎予防対策:
半夏厚朴湯の適応
鹿児島県医師会報
時の話題シリ−ズ

1.スポーツと医学(10回)
2.がんの話題(10回)
3.血液の話題(10回)
鹿児島市医師会報
1.いま世界の移植は(12回)
2.どこが違う(11回)
3.移植のなぜ(10回)
鹿児島市内科医会
血液疾患治療の進歩講演
30年の足跡
過去のセミナー
1.案内
2.報告
セミナーのリンク

pfizer
kirinsmile
novartis
細胞治療の新しい展開報告細胞治療の新しい展開
2005年5月6日金曜日
講演会の報告
造血細胞移植マニュアル
1.改訂第3版(PDF)
2. マニュアル附表(PDF)
プロトコールリスト
プロトコール進行状況
1.原田班
2.高上班
3.谷口班
リ ン ク
since 01/20/04
ライムグリーンリボン
キャンペーン
肺炎予防推進プロジェクト
移植入門

移植治療の進歩には目を見張るものがあります。ミニ移植は多くの可能性を示してくれました。まず、50歳以上への移植を考えるようになりました。次に、血液疾患以外のがん治療に有効との報告が出てきました。むかしむかし、空を飛ぶ事が夢だった時期がありました。夢を実現するためにこのホ-ムペ-ジを作りました。その夢とはすべてのがんを造血細胞移植で治癒させることです。

いままで、考えなかった事を考えてみようというのが、これからは求められています。
今日の先端医療が将来は普通の治療となるように。そして、なおせなかった病気が一つでも治せるように。それには新しい発想から新しいシステムをつくることが必要になります。
鹿児島県の血液疾患症例数を試算してみます。2001年がん統計から鹿児島県の人口179万人を基本に求めました。白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群そして再生不良性貧血などの総和が400人。約半数が70歳以上です。移植可能な70歳未満は200人。少なくても、その1/3の50-60人が移植の絶対適応があるでしょう。
日本は世界一の長寿国です。男78.4歳、女85.3歳が2002年のWHO報告です。当然、高齢者への移植が増えるでしょう。
がん治療を受けるまたは受けないという意思確認が大事です。それが科学的に有効であることを充分に説明する事も大切です。ミニ移植の有効性をいつも客観的に示せるように努力していきます。
がん治療は専門的にならざるを得ません。そのためにはセンタ-構想が適当です。そして、多診療領域であるためにチ-ム医療が基本です。なおせない事を告げなくてはならない事もあります。心のこもった医療が求められています。
がん統計が教えるところによると、悪性リンパ腫はすべての人口1万人当たり1人です。ところが、左のスライドの様に人口10万人あたりでその頻度をみると50歳台では10人、60歳では20人70歳では25人と増加します。これまで、年齢制限のため、移植適応でなかった50歳から70歳までの人達がこんなに多いのです。今、その年齢層への造血細胞移植が見直されています。
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