今週のEBM,ナウ(97)
MDSの疫学調査-2006ASH報告
2006年12月米国血液学会抄録から。骨髄異形成症候群(MDS)等の疫学調査。図に示すように80歳以上の高齢者では約5倍、そして男性頻度が女性よりも高い事が明らかにされた。
MDSの国別頻度は米国3.1人、英国3.6人、ドイツ4.1人、スウエ-デン3.6人、フランス3.2人と国別ではMDS頻度差を認めない。
コメント:日本も高齢化の波が押し寄せてきているため、これらの疫学をもとにMDS対策が必要。
文献:Rollison D et al. First report of national estimates of the incidence
of myelodysplastic syndromes and chronic myeloproliferative disorders from
the U.S. SEEP Program. Abstract #247 appears in Blood; 108:issue 11,November
16 2006.
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