今週のEBM,ナウ(72)
G-CSFによる増強作用
CHOP2コース後、11-14日にG-CSF、15日にrituximabを追加するCHOP-GRを4コース投与した進行期濾胞性リンパ腫患者19例を平均23ヵ月追跡評価した。結果:2年無病進行生存率は82%。15例が寛解を維持。巨大病変を有していた7例中5例にも治療効果が認められた。 結論:進行期濾胞性リンパ腫患者に、CHOP-GRは安全で有効。
コメント: Fisherらの報告ではリツキサンの登場で無病進行生存率が約60%に(4年)改善している。この成績を超えるかどうかを観察するため今後は多数例、長期間の解析が必要。
文献 Tomita N. et al: Phase Ⅱ study of CHOP-GR therapy for advanced-stage follicular lymphoma. Leukemia & lymphoma 2006; 47: 1041-1047. |