EBMナウ
EBM (Evidence based medicine::単なる、少数例の経験から得た知識ではない根拠に基づく医療行為。
今週のEBM,ナウ(329)

-Response to aGVHD theray predicts outcomes-
(急性GVHD治療day 28の評価)

目的:国際ワークショップに基づいた急性GVHD治療評価方法の検討。

対象:2種類のプロトコールに登録された83例の検討。

方法:6ヵ月後の非再発死亡率 (NRM)を反応良好群(治療開始後28日でCRまたはPR)と不良群(無効例)とで比較した。

症例背景:年齢の中央値は49歳、基礎疾患の52%は白血病、31%は寛解期移植例。 52%は骨髄破壊的前処置によるもの。 末梢血幹細胞使用が54%。 49%はHLA一致血縁ドナ-から。

結果:反応良好群の6ヵ月目のNRMは16%、不良群のそれは48%。2群間に有意差を認めた。

考察:急性GVHD治療開始後28日の反応性は予後評価方法として有用である。

コメント:最大の合併症評価方法が確立された。 今後のデータ集積が待たれる。

文献 Saliba RM et al. Bone Marrow Transplantation advance online publication, 7 March 2011; doi:10.1038/bmt.2011.41clinical trials, we systematically evaluated the independent