EBM (Evidence based medicine::単なる、少数例の経験から得た知識ではない根拠に基づく医療行為。 |
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今週のEBM,ナウ(298) -Reduced intensity stem cell transplant in CLL- (慢性リンパ性白血病とミニ移植) 慢性リンパ性白血病(CLL)の標準治療では治癒が期待出来ない。 しかし、造血幹細胞移植療法はCLL治癒の可能性がある。 2006年までのMichigan大学の細胞移植治療成績を2種類の前処置法で比較。 対象:2005年8月までのCLL50症例。 患者背景は文献のTable 1.参照。 結果:ミニ移植(RIC)21例と骨髄破壊的移植(FIC)29例との比較を以下に。
FIC:full-intensity conditioning TRM:transplant related mortality HCT:hematopoetic cell transplant 考察:CLL 診断の中央値が65歳であることから、CLL例はFICによる移植の適応ではなかった。 しかし、RICの登場により今回のように移植成績の有用性が示された。 移植関連死亡をもっと減らし、GVL効果を引き出す研究が必要。 コメント:慢性リンパ性白血病に福音となる報告。 文献:Peres E et al. Reduced intensity versus full myeloablative stem cell transplant for advanced CLL. Bone Marrow Transplant 2009; 44:579–583 |