-SCT for pediatric AML-
(初回寛解期と第2寛解期の移植成績比較)
小児急性骨髄性白血病に対する移植成績の比較です。 初回寛解期と第2寛解期移植との2群で比較を行いました。 対象は1994年から2005年の間に単一施設にて移植した70例。 初回寛解期(CR1)移植例は47例、第2寛解期(CR2)では23例でした。 下図のように全生存率、急性移植片対宿主病(GVHD)頻度そして3年TRM(移植関連死亡)を比較したところ2群間に有意差を認めました。 後方視的研究です。
コメント:小児急性骨髄性白血病に対して初回寛解期移植の有効性が証明されました。
文献1:Gassas A et al. A comparison of the outcomes of children with acute
myelogenous leukemia in either first or second complete remission(CR1 vs
CR2) following allogeneic hematopoietic stem cell transplantation at a
single transplant center. Bone Marrow Transplant 2008; 41:941-945.