今週のEBM,ナウ(164)
HSCT-specific comorbidity index as an outcome predictor
for AML in first CR
(予後予知因子としてのcomorbidity index)
造血細胞移植前にレシピエントのcomorbidity index17項目を(不整脈、心機能、炎症性症疾患、糖尿病、脳血管障害、精神症状、肥満、感染症、肝臓機能障害軽度、自己免疫疾患、消化性潰瘍、腎臓機能障害、軽度呼吸機能低下、心臓弁膜症、肝機能高度障害、呼吸機能不全、固形がんの既往歴)スコア化し、予後判定に用いました。 該当項目が0をlow,
1-2項目合致すればintermediateそして3項目以上をhighと規定。
結果:FHCRCとMDACCの2施設間で検討した症例背景を表1に示します。
このスコアによると非再発死亡率および低い生存率とで強い相関がみられました。
コメント:。多施設の症例背景を揃えて評価する時に有用な方法です。
文献:Sorror ML et al.Hematopoietic cell transplantation-specific comorbidityu
index as an outcome predictor for patients with acute myeloid leukemia
in first remission:combined FHCRC and MDACC experiences. Blood. 2007;110:4606-4613 |