今週のEBM,ナウ(105)
JMDPを介した4999例における急性GVHDの解析
急性GVHD予防法の解析。日本の非血縁者間同種骨髄移植の成績をまとめた。対象は1993年から2004年までに骨髄バンクを介して施行された以下の表に示した症例。Kaplan-Meier法とLog-rank法により5年生存率を比較した。DNAレベルのHLAのA,B,DR一致群とDR不一致群とに分けて解析しても、5年生存率は両者とも有意差をもってFK506+MTXの治療成績が優れていた。
コメント:国内の貴重な解析情報である。症例登録の必要性が再認識された。
文献:若山聡雄 他:JMDPを介したUBMT4,999例における急性GVHDの解析-CyA+MTX vs FK506+MTXの治療成績。ワ-クショップ9-3。 第29回日本造血細胞移植学会総会抄録集168ペ-ジ、福岡。
平成19年2月16-17日 |